ヤマセミ号で巡る筑後軌道の遺構 [遺構ツーリング]
休みの日なので朝から走り回りたい気分は
あるもののやっぱり朝は寒いので今回も11時スタート。
堤防を走り吉井町にやって来ました。
わたくし、この街が大好きなのです。
観光地なのに駐車場が
無料というところがめちゃやさしいしありがたいね。
ちょっと早いけどお昼ごはんにします。
養豚場がやっているホットドックか
麻婆豆腐やさんか迷ったけどどちらでもない
中華そばにしてみました。
中華そば、おさみ
かれこれ10回以上は来ている所なんだけどおいしいんだよ。
若い時は豚骨ラーメン命だったけど
ここ近年はあっさりとしたラーメンへと
気持ちと体がシフトしております。手っ取り早く言うとお腹を壊すようになった
美味しく頂いたら
10分位走って
うきはの隅ノ上橋。
橋脚の一部が煉瓦で造られているちょっと変わった橋なんだけど
どうやら筑後軌道の橋脚を今でも使っているようです。
明治44年頃?のものみたい。
前回は近くまで行けなかったけど草も枯れて
近寄りやすくなっているのでちょっと行ってみます。
当時のこの橋の写真が手元には無いので断言は出来ないけど
軌道の橋を後に車道の橋にしたので橋脚も一回り大きくした?
詳しい事はわからないけどいろいろと考えると
忘れかけていた何かが目覚めてくるよ。
煉瓦の状態も比較的いい状態です。
ひび割れなどもないので今後もしばらく使われることでしょう。
749号線を走っていつもの沈下橋。
ここから見る久大本線の鉄橋がなんか好きなんだよね。
保木公園から沈下橋を入れてもうワンショット。
大体こういう時は列車が通るのを待つんだけど
調べてもしばーらくこないといういつもの落ちなので
待たずにいっちゃいましょう。
一旦210号線に出て旧道に入っていくと
岸山隧道。
この隧道、もともとは筑後軌道の隧道だったみたいだけど
廃止後、かっぽじって車が通れるような大きさの
隧道にしたみたい。
ちなみにこの隧道がある旧国道、
地元の方のお話では落石などがかなり多く危険なため
廃道になったとの事。
大型車両の往来も増えたという事も理由だろうけど。
確かに見上げれば絶壁に近い崖です。
ここから軌道沿いに走っていくけど
道路が線路跡だと思っていたけど
どうやら筑後軌道が走っていたところは道路から一段下がった
あの辺りを走っていたみたい。
廃止になってから付近では造成工事などが繰り返されたとの事。
今では全く面影がありません。
軌道沿いに進みますが・・・
この先は探索できない場所、
夜明ダムが完成し軌道跡の一部は水没しております。
水が引いたときは軌道跡が現れるので一度は見ておきたいね。
水没区間から上がってしばらくくるとこんなところ。
上の橋は夜明大橋ね。
ここから今の210号線を跨ぎ山側を軌道は走っておりました。
国道から山に入る道に入り突き当りまで行くと右側は・・・
猪の罠があります^^;
当時ここに蒸気機関車が走っていたなんて・・・
タイムマシンがあれば是非見てみたい光景です。
んんで反対側は・・・
こんな感じ。
少しだけ面影?があるかな?
山の中の廃線跡って独特な雰囲気があってわたくし大好きです。
歩いていくのも結構大変そうなので
これまた一旦国道に戻り・・・
「逆谷鉄橋」
なんで鉄橋というかはわからないけど
立派な石造りのアーチです。
アーチ上部は感じ。
バラストや枕木は確認できないけど
ここも少しだけ面影はあるかな。
逆谷鉄橋から夜明ダム、久大本線をみると
下から見るよりかなり高さを感じます。
明治時代に建設され現在までこんな美しく残っているなんて
ホントに大変な技術と動力があった事でしょう。
ここから何百メートルか日田方面に進むと
加加鶴隧道があります。
ここも当時は立派な石造りの坑口があったみたいだけど
国道建設時に軌道の隧道をかっぽじって現在の隧道にしたみたい。
筑後軌道の隧道としてはここが一番長かったみたいです。
隧道の入り口横には神社があるんだけど
御親切に案内看板もあります。
国道建設時にっとなってるけど210号線の沿いの別の神社には
筑後軌道建設時に使われたものという事が書いてあるところもあるので
恐らく筑後軌道建設時、
または筑後軌道廃止後の道路建設時にっというところが
正解かな?
隧道横の歩行者用通路を歩くと
非常脱出トンネルがあるんだけど
奥のほうは素掘りになっているので資料に書いてある通り
やっぱり筑後軌道建設時に掘られた穴なんでしょう。
加加鶴隧道を抜けちょっと走ると
白手橋という交差点がありますが
ここに掛かっている橋はやっぱり当時のものみたい。
当時、この白手橋を渡っている蒸気機関車の
写真も残っているので間違えはないでしょう。
この筑後軌道、廃止が1928年、昭和3年だから
もう少しで廃止後90年。
久留米~日田豆田間46km区間のほとんどは
道路になっていて夜明付近だけ少し面影が残るけど
今後も大切に残していきたい遺構です。
んじゃ~軌道の探索はここまで。
白手橋から山沿いに走る105号線で合所ダムを目指します。
今まで走ったことなかった道だったけどいい道じゃないか♪♪
さっきまでは走っちゃ止まり走っちゃ止まりしていたので
そんなに寒くは感じなかったけど結構寒い ^^;
105号から106号を走り
合所ダムの上流部分にあるかわせみ広場
と
かわせみ橋。
かわせみここにいるんやろか?
・・・
とりあえず今?は全くいそうな気配がないね。
まぁ暖かくなってまた来てみることにしましょう。
この合所ダムから少しのぼると
こんな水の取り入れ口があるんだけど
そもそもは 浮羽水力発電所取水口 という施設。
筑後軌道は大正時代に現在の久留米市街地の路線の一部を
電化し路面電車を走らせたようです。
やっぱり蒸気機関車から出る煙の影響が
あっちこっちでかなりあったみたい。
筑後軌道廃止後はいくつかの会社をえて現在は九電の小塩発電所の
取水口になっております。
当時の画像を見ると施設そのものはもちろん新しくなっているけど
面影はすごく残っております。
発電所本体は当時の面影もなく現稼働施設になる為
画像はありませんが
今回は筑後軌道にかかわる施設迄回ってみました。
この取水口の少し上流部まで行ってみましたが
水がめちゃめちゃきれい!!
夏なら少しだけ入ってみたいところです。 ^^;
早いけど寒くなるので15時くらいに家に戻りゴロゴロ・・・
翌日、昼から時間があったので
せないかん、せないかん、と思いながら数カ月やっていない
カワセミ号のクーラント交換と点火プラグ交換
ヤマセミ号のブレーキパッド、ブレーキフルード交換をやって
今年のツーはおしまい。
ここ近年秋~春も曇りの日が多くて天気とのタイミングも
あわないけど来年こそはいっぱい走りたいと思っております。
あるもののやっぱり朝は寒いので今回も11時スタート。
堤防を走り吉井町にやって来ました。
わたくし、この街が大好きなのです。
観光地なのに駐車場が
無料というところがめちゃやさしいしありがたいね。
ちょっと早いけどお昼ごはんにします。
養豚場がやっているホットドックか
麻婆豆腐やさんか迷ったけどどちらでもない
中華そばにしてみました。
中華そば、おさみ
かれこれ10回以上は来ている所なんだけどおいしいんだよ。
若い時は豚骨ラーメン命だったけど
ここ近年はあっさりとしたラーメンへと
気持ちと体がシフトしております。手っ取り早く言うとお腹を壊すようになった
美味しく頂いたら
10分位走って
うきはの隅ノ上橋。
橋脚の一部が煉瓦で造られているちょっと変わった橋なんだけど
どうやら筑後軌道の橋脚を今でも使っているようです。
明治44年頃?のものみたい。
前回は近くまで行けなかったけど草も枯れて
近寄りやすくなっているのでちょっと行ってみます。
当時のこの橋の写真が手元には無いので断言は出来ないけど
軌道の橋を後に車道の橋にしたので橋脚も一回り大きくした?
詳しい事はわからないけどいろいろと考えると
忘れかけていた何かが目覚めてくるよ。
煉瓦の状態も比較的いい状態です。
ひび割れなどもないので今後もしばらく使われることでしょう。
749号線を走っていつもの沈下橋。
ここから見る久大本線の鉄橋がなんか好きなんだよね。
保木公園から沈下橋を入れてもうワンショット。
大体こういう時は列車が通るのを待つんだけど
調べてもしばーらくこないといういつもの落ちなので
待たずにいっちゃいましょう。
一旦210号線に出て旧道に入っていくと
岸山隧道。
この隧道、もともとは筑後軌道の隧道だったみたいだけど
廃止後、かっぽじって車が通れるような大きさの
隧道にしたみたい。
ちなみにこの隧道がある旧国道、
地元の方のお話では落石などがかなり多く危険なため
廃道になったとの事。
大型車両の往来も増えたという事も理由だろうけど。
確かに見上げれば絶壁に近い崖です。
ここから軌道沿いに走っていくけど
道路が線路跡だと思っていたけど
どうやら筑後軌道が走っていたところは道路から一段下がった
あの辺りを走っていたみたい。
廃止になってから付近では造成工事などが繰り返されたとの事。
今では全く面影がありません。
軌道沿いに進みますが・・・
この先は探索できない場所、
夜明ダムが完成し軌道跡の一部は水没しております。
水が引いたときは軌道跡が現れるので一度は見ておきたいね。
水没区間から上がってしばらくくるとこんなところ。
上の橋は夜明大橋ね。
ここから今の210号線を跨ぎ山側を軌道は走っておりました。
国道から山に入る道に入り突き当りまで行くと右側は・・・
猪の罠があります^^;
当時ここに蒸気機関車が走っていたなんて・・・
タイムマシンがあれば是非見てみたい光景です。
んんで反対側は・・・
こんな感じ。
少しだけ面影?があるかな?
山の中の廃線跡って独特な雰囲気があってわたくし大好きです。
歩いていくのも結構大変そうなので
これまた一旦国道に戻り・・・
「逆谷鉄橋」
なんで鉄橋というかはわからないけど
立派な石造りのアーチです。
アーチ上部は感じ。
バラストや枕木は確認できないけど
ここも少しだけ面影はあるかな。
逆谷鉄橋から夜明ダム、久大本線をみると
下から見るよりかなり高さを感じます。
明治時代に建設され現在までこんな美しく残っているなんて
ホントに大変な技術と動力があった事でしょう。
ここから何百メートルか日田方面に進むと
加加鶴隧道があります。
ここも当時は立派な石造りの坑口があったみたいだけど
国道建設時に軌道の隧道をかっぽじって現在の隧道にしたみたい。
筑後軌道の隧道としてはここが一番長かったみたいです。
隧道の入り口横には神社があるんだけど
御親切に案内看板もあります。
国道建設時にっとなってるけど210号線の沿いの別の神社には
筑後軌道建設時に使われたものという事が書いてあるところもあるので
恐らく筑後軌道建設時、
または筑後軌道廃止後の道路建設時にっというところが
正解かな?
隧道横の歩行者用通路を歩くと
非常脱出トンネルがあるんだけど
奥のほうは素掘りになっているので資料に書いてある通り
やっぱり筑後軌道建設時に掘られた穴なんでしょう。
加加鶴隧道を抜けちょっと走ると
白手橋という交差点がありますが
ここに掛かっている橋はやっぱり当時のものみたい。
当時、この白手橋を渡っている蒸気機関車の
写真も残っているので間違えはないでしょう。
この筑後軌道、廃止が1928年、昭和3年だから
もう少しで廃止後90年。
久留米~日田豆田間46km区間のほとんどは
道路になっていて夜明付近だけ少し面影が残るけど
今後も大切に残していきたい遺構です。
んじゃ~軌道の探索はここまで。
白手橋から山沿いに走る105号線で合所ダムを目指します。
今まで走ったことなかった道だったけどいい道じゃないか♪♪
さっきまでは走っちゃ止まり走っちゃ止まりしていたので
そんなに寒くは感じなかったけど結構寒い ^^;
105号から106号を走り
合所ダムの上流部分にあるかわせみ広場
と
かわせみ橋。
かわせみここにいるんやろか?
・・・
とりあえず今?は全くいそうな気配がないね。
まぁ暖かくなってまた来てみることにしましょう。
この合所ダムから少しのぼると
こんな水の取り入れ口があるんだけど
そもそもは 浮羽水力発電所取水口 という施設。
筑後軌道は大正時代に現在の久留米市街地の路線の一部を
電化し路面電車を走らせたようです。
やっぱり蒸気機関車から出る煙の影響が
あっちこっちでかなりあったみたい。
筑後軌道廃止後はいくつかの会社をえて現在は九電の小塩発電所の
取水口になっております。
当時の画像を見ると施設そのものはもちろん新しくなっているけど
面影はすごく残っております。
発電所本体は当時の面影もなく現稼働施設になる為
画像はありませんが
今回は筑後軌道にかかわる施設迄回ってみました。
この取水口の少し上流部まで行ってみましたが
水がめちゃめちゃきれい!!
夏なら少しだけ入ってみたいところです。 ^^;
早いけど寒くなるので15時くらいに家に戻りゴロゴロ・・・
翌日、昼から時間があったので
せないかん、せないかん、と思いながら数カ月やっていない
カワセミ号のクーラント交換と点火プラグ交換
ヤマセミ号のブレーキパッド、ブレーキフルード交換をやって
今年のツーはおしまい。
ここ近年秋~春も曇りの日が多くて天気とのタイミングも
あわないけど来年こそはいっぱい走りたいと思っております。
2016-12-24 13:00
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コメント(6)
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この日に行ったんですな>発電所
古い割には結構痕跡が残ってる方だと思いますよ
筑後川の沈下橋のところにはカワセミがいます(^ ^)
by ちくまえ。 (2016-12-27 20:30)
しとりで行ったのね?
残念、小生も行きたかった所でした。
また連れて行って下さい。
by 56
by 宗像調査部 (2016-12-27 22:14)
ちくまえ。さんへ
そうです。家から比較的に近いうえ、
行ったことのない地区だったのでとても新鮮でした。
来年の夏は水辺でたくさん遊びたいです。
by トライスター (2016-12-31 03:45)
宗像調査部長さんへ、
56歳おめでとうございます。
年が明ければ時間的にも余裕があるので
またみんなでツーリングでも行きましょう。
by トライスター (2016-12-31 03:46)
こんばんは( ̄▽ ̄)
今年もお世話になりました。
良いお年をお迎え下さいね♪
by てんてん (2016-12-31 18:41)
てんてんさんへ
あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
by トライスター (2017-01-01 21:40)